2011年12月 の記事一覧

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幸福論

「幸せについて鼻ほじりながら考えてみた」ところではあるが、
今度は幸せについて本気出して考えてみたいと思う。


以前の記事で嫌っていた「幸せになりたい」女というのは、
よくよく考えれば、いわゆる恋愛体質みたいな女子で、
それはまぁ恋愛活動をがんばっちゃって、いろんな男とつきあっては、
もっといい男はいねがー、みたいな女子のイメージである。

「そりゃ幸せになんかなれねーよ、一生」と。


とはいえ、人間というのは欲深い生き物なので、
おそらく元々あった欲が満たされた時点で、
もっと満たしたい、よりよくしたい、と思うものなのであろう。

恋愛に限らず、経済活動だって何だってそうで、
だから戦争だって生まれるし、犯罪がなくなることはない。



本当の「幸せ」というのは、
ある程度自分の思い描く理想の「人生」があって、
それなりにそこに近付ければ、それ以上は望まない、
という前提の下に成り立つものである。




では、理想の「人生」とは何か、ということを考えてみたい。


一般に言われそうな「理想の人生」というのは、
スポーツ選手であればオリンピックで優勝したり、
文化人であればノーベル賞をとってみたり、
そういった名声をあげる、ということだと考えられそうである。

私は、自分で言うことでもないが、そこそこいい学歴ではあるので、
そういう名声をあげたり、歴史に残るような功績を残したりしたいし、
そういう能力もあるんじゃないか、ということは考えてはいる。

ただ、それ自体に何か意味があるのだろうか。

これらは、「欲」で書いたところでいう、「自己顕示欲」を満たすだけの行為である。



私は何か責任を果たすために生きているわけでもなければ、
何かやりたいことがあって生きているわけでもない。

「生きていること」それ自体が目的なのであり、
それは私が死ねば終わりであり、
仮に地位とか名声とか生前でも生後でもついたとしても、
それはただのおまけにすぎない。


少なくとも、私は、地位や名声が得られたからといって
「いい人生」であったとは思えないし、思いたくはない。





それでは、私の考える「いい人生」とは?


私の個人的な判断基準としては、
それなりに素敵なお嫁さんをもらって、子供を(できれば2人以上)育てて、
夫婦円満で離婚することもなく、天寿を全うできれば、
いい人生だと思う。


なぜそう思うという理由はなく、おそらく本能的にそう感じるだけのこと。

つまり、欲という面でいえば、食欲・性欲・睡眠欲さえ満たされれば、
いい人生だったんじゃないか、ということ。


他の人たちがどう考えているかはわからないけれど、
でも多くの人たちはそうなんじゃないかな、と漠然と思う。



結局、人間には動物にはない能力があるかもしれないが、
動物としての本能さえ満たされればいい人生だ、
というとなんとなく悲しいが、ヒトだって動物なのだから、
そんなものなんじゃないのかなー、と思う。



ただ、「夫婦円満で離婚することもなく」というのは、性欲ではない。
「愛情」という自己顕示欲を満たしているのだと思う。


自己顕示欲も、不特定多数ではなく、
パートナー1人に対してさえ満たすことができるのであれば、
それは「いい人生」なんじゃないかなー、と思う。





「幸せな家庭を築くことよりも地位や名声をあげることの方が大事である」とか
「結婚相手には家庭のことは気にしないで仕事を頑張ってほしい」とか
考えている人も多いだろうし、その考え方が間違っているというつもりもさらさらない。



あくまでも、「幸せになる」ためには、
実現可能な具体的な理想を描いて、努力して、その理想が実現できれば、
それ以上は望まず、現状維持に努める、というプロセスが必要なのだろう。

よりよくしたい、と願うのはいいけど、
そこには何らかの犠牲がついてくるんだよ、と。

新たな「幸せ」にいきつくまでは「不幸」のまま、だとか。

もしかするとそのプロセス自体が幸せだと考えられれば、
それが一番の幸せなのかもしれないけど。



なんにしても、
ただ「幸せになりたい」と漠然と叫んだり願ったりだけではダメなんだよ、
という、努力もしてない自分へのメッセージ。




本当のしあわせを 探したときに
愛し愛されたいと考えるようになりました
そしてあたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで

時の流れと空の色に 何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君にエナジイを燃やすだけなのです

                (「幸福論」/椎名林檎)

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